初陣はあくまでも初々しく。
2017年 12月 29日
12月28日が仕事納めでした。前日までに用事を終えた方はお休みを取り増しして、職場には出勤なさらない。よいことであります。さなきだに、みなさん消化しきれない振休・代休に首まで漬かってるケースが多すぎて。
うちは9時からスタッフ会議。年明けに控えている怒涛の締め切りのために、お正月休みに入る前に互いの現在位置と到達すべき地点を確認する。男子はボクとあとお一方、女子4名。日頃の女性上位体質が一年の最後まで発揮される。2時間の予定を30分早く終わらせて机周りの片づけを少し。なにしろ仕事納めですから。その間も上の階からドガチャカと練習の音が聞こえている。午後の出番のために朝から部室でリハーサルが展開されているのです。ふだんは慌ただしく現場に集合して、ろくな音出しもせずにステージに上がることがほとんどなので、この余裕はありがたい。
ボクの方の片付けにも切りをつけて、さあ三条まで。みんな行こうぜ。
で、こうなる。
中3を外の大会に出すのはウチの歴史の中でも初めて。司会のユイさんのアナウンスに会場が軽くどよめく。彼女たちにとっても「歌い初め」であります。高校の先輩のGt.のサポートを得て、物怖じせず堂々のステージングであります。振り付けも考えたんだね。
もっとも出番を待つ間はこんな緊張でしたが。
審査員のセンセイに「華がある」と褒められたヴォーカル。天性のおおらかさが表情にもよくあらわれて、聴いているお客さんたちをあったかい気持ちにさせてくれる。これは教えて出来るものではありません。Dr.とBa.もしっかりヴォーカルを支え、Key.が曲に色彩を加える。
サポートのセンパイはなんだか風格まで感じさせるではありませんか。
会場には他の部員や先輩たちもたくさん詰めかけて、初々しい初陣を「温かく見守って」おりました。ウチはこういう機会には他校さんの演奏も「すべてしっかり聴く」ことをモットーとしています。どのバンドを聴いても自分たちの参考にならないものはないですから。
記念すべきステージを「やり切った感」がよく出てますね。
ボクまで記念撮影の「お相伴」に与る。ユイさんがくれた出場者シールがなんだか誇らしい。いつもの彼のセリフ、「いやぁ、もっと……と思ってたんですが、いいじゃないですかあ」。ですから、キミはどう思ってたんですか?ってば(笑)。
春が来ればこのコらも高校生であります。
ボクはその春がとてもとても待ち遠しい。
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club_suspenders at 2017-12-29 20:54
書いてから、あ、そうかと気がつく。世間の中3一般はこの時期バンドどころではなく、「十五の春」のために受験生してるんだろうなと。もちろん今回の出場メンバーにも「受験」はあるんですが。来る春に、ウチに来てくれるみなさんの健闘も祈りたい。新しい顔ぶれを加えて、もっともっと伸びていってほしい。……やっぱり春を待ってます。
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club_suspenders at 2018-01-08 23:41
各回の予選を全て終えた後、1月7日のWeb発表によって、このコらは1月21日(日)の決勝大会へ進むことが決まりました。「決勝」と名の付くものにウチのバンドが出るのはもちろん初めての快挙であります。なんだか、とても嬉しいです。高校入試、近いんだけどな(笑)。
by club_suspenders
| 2017-12-29 09:34
| かいわれ通信
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